いろんな意味でパワーアップしているレッドジェノヴァ(写真奥、撮影:井内利彰)
前走京都大賞典の調教時から栗東に滞在している
レッドジェノヴァ(美浦・小島茂之厩舎)。牡馬の強豪を相手に2着と健闘した後も栗東に滞在している。先週はスワンSを勝った僚馬
ロードクエストと併せ馬を行っており、今朝31日はエリザベス女王杯に向けた1週前追い切りを行っている。
1回目のハローが終了した時間帯のCWコースで池添謙一騎手を背に入場。
ドラゴンカップ(栗東・中竹和也厩舎)が先行する流れについていき、最後の直線で併せていく内容だったが、道中の走りも含めて、もう栗東には慣れましたよという落ち着いた走り。
前半が遅かった分もあるが、ゴール前の伸びは格別。楽々と前を交わして、時計は6F84.2〜5F68.3〜4F53.2〜3F38.5〜1F11.5秒。これまで、個人的には切れるイメージはなかったが、この動きは瞬間的な脚の使い方としては素晴らしかったと思う。
今回は普段の調教で坂路馬場に入る回数が多くなっており、いろんな意味で
パワーアップしているような印象。前走時よりもいろんな上積みがある中でのGI獲りになっていくだろう。
(取材・文:井内利彰)