レース間隔を感じさせない迫力ある動きを見せたサートゥルナーリア(撮影:井内利彰)
 
 新馬、萩Sと連勝中の
サートゥルナーリア(栗東・中竹和也厩舎)。12月11日にノーザンFしがらきから栗東へ戻ってきているが、今朝12日はホープフルS(12月28日・中山芝2000m)に向けた2週前追い切りを行っている。
 朝一番のCWコースで
トーセンカンビーナ、
タニノアーバンシーらとの3頭併せ。
トーセンカンビーナが馬場入りを嫌がったことで、入口付近が混雑して、立ち止まって落ち着く必要があったが、そんな場面でも
サートゥルナーリアは至って冷静だった。
 最後方から追走する形で、6F標識での先頭との距離は6馬身から7馬身くらい。これを少しずつ詰めていきながら、3コーナーから4コーナーと進めていくが、折り合いを欠くようなシーンは全くない。
 最後の直線は自然とギアが
チェンジして、あっという間に前へ追いついてしまう。そこから相手を突き放す
スピードもケタ違い。
パワーと
スピードを兼備した走りで、その完成度は2歳離れしていることは間違いないだろう。
 時計は6F85.6〜5F68.8〜4F52.7〜3F37.7〜1F11.6秒。数字を見れば平凡だが、実際の動きを見れば、その迫力は申し分ない。現時点でこれだけ動けているのだから、前走からのレース間隔を心配することはないし、あとはレースに向けて着々と調整していくだけだろう。
(取材・文:井内利彰)