29日に英・アスコット競馬場で行われるキングジョージ6世&クイーンエリザベスDS(英G1)に出走するハーツクライ(牡5、栗東・橋口弘次郎厩舎)の、27日の状況、関係者コメントは以下の通り。
【調教内容】
厩舎構内にて並足、速足の運動(約1時間)
【橋口弘次郎調教師】
今日は予定通り厩舎構内で約1時間の軽い運動(並足、速足)を行いました。昨日の追い切り後も、馬の状態は変わらず順調です。
ここまであっという間に時間が過ぎました。今回の遠征はクマーニ厩舎から全面的にバックアップしてもらっており、感謝の気持ちで一杯です。こうした周囲の皆さんの協力があって、ここまで順調に来れたと思っています。
週末は天気ももちそうと聞いていますし、馬場の改修でコースの状態が良さそうなのも、ハーツにとって追い風と言えますね。出走頭数も少なく(6頭)、十二分に能力を発揮することができそうです。最後の直線での瞬発力勝負を期待したいところです。斤量(60.5kg)は初体験ではありますが、他の有力馬も同条件ですし、斤量の軽くなる3歳の有力馬もいませんからね。
ドバイの時は他の日本馬にも有力馬がおり、気楽な立場でしたが、今回は日本中の競馬ファンの期待がハーツに集中しており、皆さんの期待の大きさを感じています。世界中にハーツクライの名前を知らしめるチャンスでもありますから、是非結果を残したいですね。
明日は、ウォーレンヒル(5F)を1回上がろうかと考えております。ロングヒル(7F)は少し長いですし、傾斜もキツいですから。栗東の坂路を軽く駆け上がるイメージで調教できればと思っております。