6日、新潟競馬場で行われた関屋記念(GIII・芝1600m)は、江田照男騎手騎乗の14番人気カンファーベスト(牡7、美浦・佐藤吉勝厩舎)が中団追走から徐々に進出を開始し、先行した8番人気ダイワバンディットに3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分32秒5(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には1番人気テレグノシスが入った。
勝ったカンファーベストは父アンバーシャダイ、母カタリナラビット(その父シンザン)という血統。叔父に90年小倉3歳S(GIII)3着のダンディアンバーがいる。02年10月にデビューし、5戦目で初勝利。500万クラスを2戦目で勝ち上がり、格上挑戦となったカブトヤマ記念(GIII)では1位入線したものの、進路妨害により10着に降着となった。その後は、芝の中距離で着実に成績を上げ、03年朝日チャレンジC(GIII)で重賞初制覇を達成した。その後も中日新聞杯、新潟大賞典、鳴尾記念(いずれもGIII)で2着に好走するなどの活躍を見せたが、今年に入ってからは低迷が続き、前走の新潟大賞典は13着に敗れていた。通算成績34戦5勝(うち重賞2勝)。
鞍上の江田照男騎手は、フジサイレンスで制した東京新聞杯(GIII)に続くJRA重賞制覇で今年2勝目(通算25勝)。管理する佐藤吉勝調教師は、同馬で制した03朝日チャレンジC以来のJRA重賞制覇で、通算2勝目となった。