深沢杏花(右)、佐々木世麗(左)に挟まれ笑顔の小笠原羚(愛知県競馬組合提供)
地方競馬の女性騎手9人で争われる「レディスジョッキーズシリーズ(LJS) ザ・ファイナル」名古屋ラウンドが25日、名古屋競馬場で行われた。
ダート1400メートルの第1戦6Rは深沢杏花(24=笠松)騎乗の3番人気
ベアショット(牝3=坂口義、父
ダノンバラード)がゴール前で外から差し切り1着。第2戦8Rは、14日に行われた笠松ラウンドの勝者で地元・愛知の小笠原羚(おがさはら・れい)騎乗の4番人気
ミキノオーボエ(牝3=井上哲、父
スマートファルコン)が好位から直線の叩き合いを制した。
この結果、合計88ポイントを獲得した小笠原が総合優勝に輝いた。
より魅力的なシリーズ競走として生まれ変わることを目指し、今回で終了するLJSに初出場して栄冠をつかんだ小笠原は「こんな機会で勝つことができて、凄くうれしいです」と表彰式で喜び、続けて「名古屋や笠松の方だけでなく他場の先輩ジョッキーとも一緒に乗ることができたんで、違ったレース展開を見ることができました」と今後の糧になった点を語った。
今年の4月23日にデビューと、まだあどけなさが残る18歳は「まずは1勝ずつ積み重ねていけるよう頑張りたいです」と大勢のファンを前に誓った。
最終成績は以下の通り。
1位・小笠原 羚(愛知)88
2位・深沢 杏花(笠松)63
3位・佐々木 世麗(兵庫)48
4位・宮下 瞳(愛知)44
5位・神尾 香澄(川崎)42
6位・木之前 葵(愛知)42
7位・塩津 璃菜(兵庫)40
8位・中島 良美(浦和)35
9位・関本 玲花(岩手)30
※左から順位、騎手名、所属、ポイント。5位と6位は上位着順差