【きさらぎ賞】ディープインパクトをはじめサンデー系種牡馬が圧倒的/データ分析(種牡馬・血統編)

2019年01月31日 12:03

きさらぎ賞過去10年

 2月3日に京都競馬場で行われるきさらぎ賞(3歳・GIII・芝1800m)について種牡馬別に検証していく。

 過去10年で最多となる11回の馬券絡みはディープインパクト、2回で続くのがマンハッタンカフェ、スペシャルウィーク、ホワイトマズル、ステイゴールド。過去10年の勝ち馬は全て、サンデーサイレンス系種牡馬の産駒となっている。ただし今年は登録11頭中9頭が該当する。

 ディープインパクト産駒は4-5-2-9。複勝率55.0%は驚異的な数字だが、複勝回収率は74%止まり。20頭中、11頭が2番人気以内、18頭までが4番人気以内なので、回収率が伸びないのは仕方ないところだ。ちなみに6番人気以下だった2頭、グリュイエールとレッドレオンはともに4着と人気以上に健闘していた。

 1番人気に支持された5頭の成績は2-1-0-2で、人気を裏切ったのは13年リグヴェーダ(8着)と18年ダノンマジェスティ(9着)。

 2番人気は1-2-2-1と好成績で複勝回収率も唯一100%を超えている。13年のラストインパクトのみが6着と馬券圏内を外した。

 なお、1、2番人気のディープインパクト産駒がともに馬券圏内を外した13年はタマモベストプレイとマズルファイヤーの「行った行った」決着だった。

 今年は、ヴァンドギャルド、ダノンチェイサー、メイショウテンゲンと3頭のディープインパクト産駒が登録している。

 上位人気が予想されるアガラスはブラックタイド産駒で、過去のブラックタイド産駒の成績は0-0-0-2。ただし、単勝オッズ42.8倍と46.7倍の馬だったので、この数字だけで適性を論じるのは難しい。

 ただ、前述の通り、サンデーサイレンス系種牡馬の産駒が圧倒的に強いレースで、ブラックタイド自身もきさらぎ賞をタイム差無しの2着に好走している。血統面から割り引く必要はないだろう。

 2頭が登録しているオルフェーヴル産駒は前例がないが、その父ステイゴールドの産駒はオルフェーヴル自身とその弟アッシュゴールドがともに人気で複勝圏内に入っている。

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