サクラキャンドルが死亡 騎手時代の小島太氏に最後のGI勝利

2019年03月06日 20:20

サクラキャンドルが死亡、小島太元騎手は半兄サクラチトセオーでもGI制覇(写真は1995年のエリザベス女王杯優勝時)

 GIを含む重賞3勝を挙げたサクラキャンドル(牝)が4日、27歳で死亡した。JRAが6日発表した。同馬は北海道日高郡新ひだか町の谷岡スタットにて繋養され余生を送っていた。

 サクラキャンドルは1992年4月9日生まれ。父サクラユタカオー、母サクラクレアー、その父ノーザンテーストという血統で、半兄に1995年の天皇賞・秋を制したサクラチトセオーがいる。

 3歳時(当時の馬齢表記、現2歳)の1994年12月に境勝太郎厩舎からデビュー。1995年のエリザベス女王杯(当時は4歳限定戦)で、10番人気の低評価を覆して優勝した。翌年の中山牝馬Sではデビュー戦からすべてのレースでコンビを組んでいた、小島太騎手の現役ラスト騎乗のパートナーを務めた。その後、蛯名正義騎手とのコンビで府中牝馬Sを勝利。故障によりこれが結果的にラストランとなった。

 1997年2月に境勝太郎師が定年により引退。調教師に転向した小島太厩舎の管理馬として登録を抹消した。通算成績は18戦5勝。

【谷岡毅場長のコメント】
 普段は寂しがらないように2、3頭で放牧させていました。たいへん温厚で、放牧中も他の馬が暴れても悠然として他の馬を監視している先生のような馬でした。ただ、収牧(放牧されていた馬たちを馬房に返す作業)の際はいつも一番早く馬房に戻り、沢山の飼い葉を食べていたのが懐かしく思い出されます。

 食欲が旺盛だったのが影響してか体が大きかったので、最近、足腰が弱ってきており最後は放牧地で倒れていました。多くのファンが毎年会いに来てくださいましたので、残念でなりません。応援してくださった方々に、この場を借りてお礼申し上げます。

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