10日に阪神競馬場で行われるフィリーズレビュー(3歳・牝・GII・芝1400m)について種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる3回の馬券絡みはダイワメジャー、キングカメハメハ。2回でファルブラヴ、ディープインパクトが続く。
ダイワメジャー産駒は1-2-0-8。馬券に絡んでいるのは、12年8番人気2着ビウイッチアス、16年8番人気1着ソルヴェイグ、17年1番人気2着レーヌミノルの3頭と、人気に関わらず警戒が必要なのだが、今年は登録していたトロイメントが自己条件に回った。反対に、ディープインパクト産駒は0-1-1-6で複勝回収率46%で、3番人気以内に支持されながら馬券圏内を外した馬が3頭おり、人気でも過信は禁物なのだが、こちらも登録していたマジックリアリズムがアネモネSに回った。来年以降の参考としてもらいたい。
結果的に今年のフィリーズレビューの出走馬の父は計14頭と、かなり多彩なメンバー構成。そんな中、3頭の産駒が出走する種牡馬が2頭いる。
まず、人気が予想されるアウィルアウェイの父・新種牡馬ジャスタウェイ。ジャスタウェイ産駒は同馬を含めてラブミーファイン、ラミエルと3頭が出走。ジャスタウェイの父であるハーツクライの産駒は0-0-0-2と出走例が少ないが、2015年には3番人気コートシャルマンが16着となっている。また、ジャスタウェイ・ハーツクライともに昨年1年間の「阪神芝1400m」での成績は芳しくない。
もう1頭産駒が3頭出走するのがロードカナロア。昨年3頭が出走して、アンヴァルが3番人気4着、アルモニカが6番人気6着、レッドシャーロット9番人気7着と揃って馬券圏内を外してしまったが、7着のレッドシャーロットでも0.4秒差。いずれも内容は悪くなかった。ロードカナロアの父キングカメハメハはこのレース1-1-1-3と好相性で、昨年勝ったリバティハイツは8番人気でのものだった。今年はアスタールビー、イベリス、ココフィーユの3頭が出走。ココフィーユが穴人気するかどうかというところだが、こちらの方が適性は高そうだ。