22日、川崎競馬場で行われた2R(ダート1400m、1着賞金130万円)は、酒井忍騎手騎乗の2番人気ケンチャナ(牡2、川崎・八木仁厩舎)が、道中中団追走から4角手前で先頭に立つと、5番人気ジョウテンゴッドに2.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分33秒7(良)。同馬の勝利がジェットアラウンド産駒の初勝利となった。
勝ったケンチャナは父ジェットアラウンド、母は95年ポトランカス大賞典(亜G1)を制したクバター(その父De Ramiro)という血統。デビューからの2戦はそれぞれ8、2着に敗れていたが、3戦目での初勝利となった。通算成績3戦1勝。
ジェットアラウンドは父Mr. Prospector、母Oscillate(その父Seattle Slew)という血統の米国産馬。重賞勝ちこそないものの、98年栗東S(OP)や99年福島民友C(OP)を制すなど、短距離戦線を中心に活躍。通算44戦6勝の成績で01年に引退した。02年に種牡馬入りし、産駒は初年度の2頭と、翌年度の同馬の3頭が血統登録されている。この勝利が地方・中央通じて産駒初勝利となった。