【ヴィクトリアマイル】レッツゴードンキ梅田師「一番大事になるのは道中の折り合い」/ねぇさんのトレセン密着

2019年05月09日 19:50

昨年よりも雰囲気がいいレッツゴードンキ(撮影:花岡貴子)

 今週の会見では、何より岩田騎手の一言が心に残りました。

「熟したレッツゴードンキをよろしくお願いします」

 時が経つのは本当に早いものですね。桜花賞馬のレッツゴードンキがもう7歳の熟女に!桜花賞馬やダービー馬を探しながら毎週毎年の競馬を楽しんでいると、あっという間に1年が過ぎてしまいますね。ドンキは大きなけがをすることもなくコンスタントにトレセンに居てくれたので、美人さんが少女から熟女になっていく過程を見ることができています。

 このようにドンキが長くトレセンに居続けられているのは、彼女がコンスタントに好成績をおさめているからでしょう。

「高松宮記念からヴィクトリアマイルというローテーションは4年連続。本当に良く頑張ってくれています」と梅田師。

 牝馬はいったん心が折れてしまうとそのまましぼんでしまうケースが少なくありません。でも、ドンキは違います。

「肉体的にも丈夫というのもあるんですけど。精神的に気性が萎えないというのがね。ドンキのいいところです」(梅田師)

 短距離もマイルも、時にはダート戦へも挑む姿にはホント頭が下がる思いです。

 状態は引き続き、いいようにお見受けします。これについて、梅田師は

「高松宮は得意なレースだったし、そこに向けて状態をピークに持っていきました。そのあとのレースについてはあまり考えずに高松宮記念に全力投球、と思っていたので。今回はそのピークを維持して平行線ですね」

 としています。一方、岩田騎手は

「昨年よりも雰囲気がいい」

 と比較しているタイミングは梅田師とは違えど、全体的な状態アップを示唆していました。岩田騎手の野生の勘は鋭いですからね。いい意味でこの言葉がすごく心にひっかかっています。

 気になるのは2ハロン延長となる点。4年連続とはいえ、確かにこれまでの結果を考えるとヴィクトリアマイルよりも高松宮記念で狙いたくなるのが正直なところです。陣営としては、

「今度は距離が1200からマイルになるので、一番大事になるのは道中の折り合いでしょう。折り合いを重視した追い切りをしました」(梅田師)

 年齢的に以前よりは多少ズブくなっているとも聞きます。周囲の警戒度も高松宮記念よりは緩くなるでしょうし、だからあえて桜花賞馬のヴィクトリアマイルに色気を持ってしまうのです。

(取材・文:花岡貴子)

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