19日に東京競馬場で行われるオークス(3歳・牝・GI・芝2400m)について種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる9回の馬券絡みがディープインパクト。次点で3回のゼンノロブロイ、2回のキングカメハメハ、ハーツクライ、マンハッタンカフェと続く。また、過去10年で9頭の種牡馬が勝ち馬を輩出していることも傾向として覚えておきたい。
ディープインパクト産駒は31頭が出走して「3-3-3-22」複勝率29.0%、複勝回収率58%という成績だが、オークスにおける人気で線引きをしてみると5番人気以内「3-3-2-8」、6番人気以下「0-0-1-14」となっており、基本的に人気薄には期待しづらい傾向にある。また、勝ち馬に限ればいずれも3番人気以内の支持を集めていた。
今年はカレンブーケドール、コントラチェック、シェーングランツ、ダノンファンタジー、ラヴズオンリーユーの5頭が出走を予定しており、オークスでも上位人気必至のメンツが揃った印象だ。
ロードカナロア、Frankel、スズカマンボ、デュランダル、キングカメハメハ、ゼンノロブロイは産駒がオークス初出走の年に勝ち馬を輩出しており、同様の傾向は2008年以前でも見られた。
今年、オークスに初出走となる種牡馬の産駒はヴィクトワールピサ産駒のアクアミラビリス、ウィクトーリア、エールヴォア。そして、スクリーンヒーロー産駒のウインゼノビアということになる。この4頭が人気の盲点になるのであれば、狙ってみる価値はあるかもしれない。