セイウンスカイ産駒、JRA初勝利

2006年09月09日 09:55

 9日、札幌競馬場で行われた1R・2歳未勝利(芝1500m)は、四位洋文騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝150円)ニシノプライド(牡2、栗東・宮本博厩舎)が好スタートから先頭をキープ。直線に入っても脚色は衰えず、5番人気マスターカフェに3.1/2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分30秒7(良)。さらにクビ差の3着には2番人気ラフィナールが入った。

 勝ったニシノプライドは、父セイウンスカイ、母は92年のフラワーC(GIII)を制したブランドアート(その父ビショップボブ)という血統。半姉に新潟2歳S(GIII)2着のニシノフジムスメ(牝3、栗東・藤原英昭厩舎、父キングヘイロー)がいる。先月20日のデビュー戦(札幌、芝1800m)は2着だった。通算成績2戦1勝。この勝利がセイウンスカイ産駒のJRA初勝利となった。

 05年の新種牡馬セイウンスカイは、父シェリフズスター、母シスターミル(その父ミルジョージ)という血統。甥に05年青葉賞(GII)2着のニシノドコマデモ(牡4、美浦・萱野浩二厩舎)がいる。98年1月にデビュー。新馬、ジュニアC(OP)と連勝して挑んだ弥生賞(GII)ではスペシャルウィークの2着に敗れたが、続く皐月賞(GI)を制して重賞初勝利をGI制覇で飾った。日本ダービー(GI)4着の後、秋初戦となる京都大賞典(GII)ではメジロブライトら古馬勢を完封。続く菊花賞(GI)をレコードタイムで逃げ切り、クラシック二冠を達成した。翌99年には日経賞と札幌記念(共にGII)を制したものの、天皇賞・秋(GI)の後に故障のため長期休養に入り、1年半ぶりの出走となった01年天皇賞・春(GI)を最後に現役を引退した。通算成績13戦7勝(GI・2勝、重賞5勝)。01年よりアロースタッドで繁用されており、地方競馬ではすでに4頭の産駒が勝ち上がっている。

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