Wコースで国内最終追い切りを行ったアーバンシック(カメラ・荒牧 徹)
◆香港ヴァーズ・G1(12月14日、香港シャティン競馬場・芝2400メートル)国内最終追い切り=12月4日、美浦トレセン
昨年の菊花賞馬で天皇賞・秋5着から参戦する
アーバンシック(牡4歳、美浦・武井亮厩舎、父
スワーヴリチャード)は、2週続けて三浦皇成騎手(レースはクリストフ・ルメール騎手)を背にWコースで追い切りを行った。
大きく先行したソウルアンドジャス(4歳2勝クラス)を追走すると、4コーナーでもかなりの差はあったが、強めに追われて加速し、並んだところがゴール。その後はあっという間に抜き去っていった。タイムは6ハロン80秒9―11秒4。
三浦騎手は「先週以上に動きがシャープで、集中力もしっかりあって指示通りに動いてくれた」と好感触。武井調教師も「すごくいい感じ。香港では併せ馬ができないので、やったことがないパターン。10馬身ほど離れていたけど、集中していたし、動きはいい」と満足のいく仕上げで6日に出国する。