9日、中山競馬場で行われた紫苑S(3歳牝OP・芝1800m)は、川田将雅騎手騎乗の2番人気サンドリオン(牝3、栗東・安田隆行厩舎)が、中団追走から直線で鋭く伸び、12番人気キープユアスマイルをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分47秒2(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には3番人気アイスドールが入り、1番人気のオリオンオンサイトは4着に敗れた。なお、上位2頭には10月15日に行われる秋華賞(GI)の優先出走権が与えられる。
勝ったサンドリオンは、父コマンダーインチーフ、母はJRA・4勝のシネマスコープ(その父トニービン)という血統。叔父に97年京都新聞杯(GII)2着のパルスビートがいる。今年3月のデビュー戦から2戦はそれぞれ6、3着に敗れたが、3戦目で初勝利を挙げると、続く前走の3歳500万下(小倉、ダート1700m)も5馬身差で圧勝。今回が初の芝レースへの出走だったが、3連勝で秋華賞への切符を手にした。通算成績5戦3勝。