総売り上げほぼ横ばいも物堅い需要があったオーストラリアの繁殖牝馬セール

2019年06月03日 11:55

 オーストラリアを代表する繁殖牝馬市場の1つである「マジックミリオン・ナショナル・ブルードメアセール」が、5月28日から31日までクイーンズランド州のゴールドコーストで開催された。

 上場頭数が前年より74頭増加したが、主取り率が前年の15.79%から今年は21.05%に上昇したことを受け、総売り上げは前年比0.7%アップの1億411万ドルに留まり、平均価格は前年比で2.4%ダウンの14万6841ドルに。その一方で、中間価格は前年比約3.6%アップの7万2500ドルをマークし、盛況とは言えないまでも、物堅い需要があったことを示す結果となった。

 最高価格で購買されたのは、初日に上場番号903番として上場されたミスロック(牝5、父ファストネットロック)。ロイヤルランドウィックのG3パーシーサイクスS(芝1200m)を含む4勝を挙げている他、モーフェットヴィルのG1グッドウッドH(芝1200m)2着が2度ある同馬を、英国人エージェントのジョン&ジェイク・ウォーレンが、230万ドル(約1億7830万円)で購買。今後は英国に輸出され、ハイクレア・スタッドで繁殖入りし、欧州供用のトップサイヤーが交配される予定となっている。

(文:合田直弘)

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