母は米G1ラブレアS優勝馬、アミークスが三浦皇成騎手でデビュー/関東馬メイクデビュー情報

2019年07月29日 18:00

栗田徹厩舎所属、母に米G1馬を持つアミークス(撮影:竹之内元)

 先週、新潟競馬場では夏競馬の風物詩であるアイビスSDが行われ、夏競馬が盛り上がってきている。

 2歳戦も白熱しており、27日、28日と札幌競馬場で2歳コースレコードが出た。まだまだ激しくなる2歳戦に目が離せない。

【8月3日(土) 新潟芝1600m(牝馬)】

◆アミークス(牝、父オルフェーヴル、母ヘアキティー、美浦・栗田徹厩舎)

 2018年のセレクトセールに上場され、取引価格は7776万円。母はダート7Fの米G1ラブレアSを勝っている。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で成長を促し、7月に入ってから再入厩。ここ2週はジョッキーが跨がり、芝とポリトラックコースで順調に追い切りをこなしている。

「25日の追い切りはモヤで見えずに少しだけしか確認できなかったけど、引き揚げてきてからの息遣いも良かったし、落ち着いているのがいい。オルフェーヴル産駒でテンションを心配していたけど、春にゲート試験を受けた頃に比べると気持ちのコントロールが利いているし、馬体にも張りが出てきた。

 弾発のある動きをしているし、切れそうな感じで新潟の芝は合うと思う。初戦から楽しみ」と栗田徹調教師。

 鞍上は三浦皇成騎手を予定している。

◆シンハリング(牝、父ダイワメジャー、母シンハディーパ、美浦・国枝栄厩舎)

 ウォーエンブレム産駒の母は芝1200mで1勝。おばにシンハライト(オークスなど重賞3勝)、リラヴァティ(マーメイドS)、おじにアダムスピーク(ラジオNIKKEI杯2歳S)がいる。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で心身をリフレッシュさせ、こちらも7月に入ってから再入厩。

 先週の追い切りはポリトラックコースで3勝クラスのノチェブランカを相手に追走して先着した。

「気持ちの面に不安定なところがあるけど、今のところは大丈夫。メジャー産駒にしては胴が長めの体形で柔らかいし、いい脚を使えそう。コントロールが利けば距離の融通性もありそうだし、いいモノを持っていると思う」と国枝栄調教師。

 鞍上はM.デムーロ騎手を予定している。

【8月4日(日) 新潟芝1600m】

◆セントオブゴールド(牡、父ディープインパクト、母キューティゴールド、美浦・木村哲也厩舎)

 秋華賞、ジャパンCを制したショウナンパンドラの全妹。伯父にステイゴールド(香港ヴァーズ、ドバイシーマクラシックなど重賞4勝)、伯母にレクレドール(ローズS、クイーンS)、いとこにドリームパスポート(きさらぎ賞、神戸新聞杯)、フロンティア(新潟2歳S)、ベルーフ(京成杯)がいる。

 こちらもゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、7月に入ってから再入厩した。先週は芝で実戦形式の追い切りを消化。3頭併せの真ん中に入れ、しっかりと負荷をかけた。

「まだ気持ちだけで走っているようなところがあるけど、もっと芯が入ってくれば変わってくると思います。性格的には真面目なタイプで扱いやすいし、まだまだ良くなりそう。いいモノを持っていることは確かだと思います」と太田調教助手。

 鞍上はM.デムーロ騎手を予定している。

【8月4日(日) 札幌芝1800m】

◆メリディアンローグ(牡、父ディープインパクト、母ジョリージョコンド、美浦・藤沢和雄厩舎)

 現4歳の異父兄にファストアプローチ(札幌2歳S)、叔父にLightening Pearl(英G1チェヴァリーパークS)、サトノクラウン(宝塚記念、香港ヴァーズなど重賞6勝)がいる。ここ2週は札幌競馬場の本馬場(芝)で追い切りを重ねており、順調に態勢を整えてきた。

「この血統らしく、本馬場でのフットワークがいいですね。まだまだ良くなりそうだし、素質の高さを感じさせます」と津曲調教助手。

 鞍上はC.ルメール騎手を予定している。

(取材・文:竹之内元)

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。