12日、盛岡競馬場で「ヤングジョッキーズシリーズ トライアルラウンド盛岡」が開催された。第1戦は、地元の岩本怜騎手騎乗のマジョリティー(牝4、岩手・高橋純厩舎)がハナを主張すると、そのまま後続をシャットアウト。第2戦は、JRAの菅原明良騎手騎乗のサンエイヴィーナス(牝4、岩手・鈴木七郎厩舎)が後続の猛追を退け、逃げ切り勝ちした。
【第1戦 岩本怜騎手(岩手)のコメント】
「無理してでもハナ切りたいというのがあったので。先生から、番手だと手応えがないと聞いたので、ハナ行けて良かったと思います。ちょっと後ろを見て、まだ余裕あるなと思いました。地元で勝てたというのが本当に嬉しかったです。次は川崎で2戦ありますが、全力で頑張ってファイナルに進みたいと思います」
【第2戦 菅原明良騎手(JRA)のコメント】
「調教師の先生からは、あまり前に行けない馬だと聞いていたんですけど、スタートして自分からハミを取って行こうとするので、無理に控えず馬の行くなりにと心がけて乗りました。最後は後ろから来る気配を感じていましたが、まだ手応えも残っていたので、頑張ってくれという感じで必死に追いました。次の門別でも、良い成績が残せるよう頑張りたいと思います」
この日勝った2人は、地方中央の違いはあるが、同年齢で同じ千葉県出身で、お互いに連絡を取り合う仲だとのこと。地元の中山競馬場で行われるファイナルに進めるよう頑張ることを誓い合っていた。
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)