【万哲の馬場予報】札幌記念(札幌芝)「パワー化しており多少時計が掛かる傾向」

2019年08月17日 19:05

優勝推定タイムは1分59秒台半ばあたりか

 毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。

【札幌記念(札幌の芝傾向)】

 札幌は金曜から土曜にかけて、JRA発表では16.5ミリの降雨を記録した。土曜は1R稍重で始まり、5Rから良で行われた。芝は今週からCコース(先週までAコース)に替わり、先週までに傷んだ内寄りは内柵の移動でカバーされたが、雨の影響は残り、時計は掛かる傾向が続いた。

 札幌記念と同じ芝2000mは10R・富良野特別のみ。レース前半5F59秒2〜同後半61秒2の前傾ラップ。ハーメティキストは4番手インから4コーナーで早めに先頭に立ち、後続を4馬身離して楽勝。内寄りの傷みが柵移動でカバーされたこともあり、ロスなく立ち回る利はやはりある。勝ち時計2分0秒4は1勝クラスとしては優秀。2着トーセンカンビーナは序盤10番手から伸びて2着。前が飛ばしてタフな展開になると、小回りコースとはいえ差しが届く。

 ただ、11R・札幌日刊スポーツ杯(芝2600m)は時計が掛かった。逃げたフレンドミラクルが大逃げで差し展開。序盤は10番手のヒーリングマインドが最後はインをついて届いた。内寄りを狙える芝状況を読んだ池添騎手の好プレー。ただ勝ち時計2分42秒3は意外なほど掛かった。開幕週&同舞台の阿寒湖特別を勝ったヒシゲッコウが2分39秒4。両レースの「約3秒差」が、芝がパワー化してきたことを示している。

 日曜の札幌は引き続き好天予報。同じ良馬場でも一段乾いたレベルになるが、多少時計が掛かる傾向は続くかもしれない。稍重だった昨年(勝ち馬サングレーザー=2分1秒1)よりは当然速い時計は出るが、優勝推定タイムは1分59秒台半ばあたりか。

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