函館スプリントSを制したカイザーメランジェ(ユーザー投稿写真:ひいちきんさん)
netkeibaデータベースのリニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がったセントウルSの「ゴールデンコンビ」はこちら。
【中野栄治厩舎×江田照男騎手(カイザーメランジェ)】
このコンビの「直近1年」成績は1-0-1-7。2度の馬券絡みはともにカイザーメランジェとのもので、ともに人気薄での好走。したがって単勝回収率174.4%、複勝回収率106.7%と高い数字になっている。
「直近5年」まで対象を広げると2-0-3-39。複勝率11.4%と好走率は高くないが、複勝回収率145.0%とさらに上昇している。5回の馬券絡みは、19年函館スプリントS(カイザーメランジェ・5番人気1着)、17年フリーウェイS(ノットフォーマル・11番人気1着)、19年春雷S(カイザーメランジェ・7番人気3着)、18年七夕賞(パワーポケット・12番人気3着)、15年雄国沼特別(デスティニーシチー・13番人気3着)。爆穴ともいうレベルの人気薄も並んでおり、まさに「穴男・江田照男ここにあり!」といったところ。
カイザーメランジェは今夏に函館スプリントSを制しているが、その後の2戦でも7番人気、10番人気にとどまっている。ここも人気薄が見込まれるだけに、忘れた頃の「爆穴コンビの一発」を警戒したい。