【ローズS】ディープインパクト産駒の回収率にも着目/データ分析(血統・種牡馬編)

2019年09月12日 11:45

ローズS 過去10回

 15日に阪神競馬場で行われるローズS(3歳・牝・GII・芝1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。

 過去10年で最多となる12回の馬券絡みがディープインパクト。次点で3回のハーツクライとキングカメハメハが続く。昨年は出走馬15頭中10頭がディープインパクト産駒と母数においても存在感を示していたが、5人気のカンタービレが勝利し、1人気のサトノワルキューレは掲示板外の6着、13人気のラテュロスが3着に好走するなど、一口にディープインパクト産駒といっても一筋縄ではいかない難しさがある。

 ディープインパクト産駒は36頭が出走して「5-4-3-24」。初出走となった2011年から通算でも複勝回収率は120%を記録しており、同産駒の複勝ベタ買いでプラス収支になった年が過去8年間で5回もある点は傾向として興味深い。今年は阪神ジュベナイルFなど重賞3勝の活躍を見せるダノンファンタジーのほか、重賞4勝(うちGI3勝)のストレイトガールの半妹にあたるビックピクチャーが出走予定。

 ハーツクライ産駒は9頭が出走して「1-0-2-6」。14年にヌーヴォレコルトがオークスからの連勝を決めているが、17年3着リスグラシュー、11年3着キョウワジャンヌと、ローズSで3着以内となった同産駒は次走秋華賞でも馬券に絡む活躍を見せている。今年はシャドウディーヴァスイープセレリタス、共に母がGI好走歴のある良血で、特に後者は母スイープトウショウとあれば期待も高まりそうだ。

 ダイワメジャー産駒は7頭が出走して「0-0-0-7」。まだ好走例こそないものの、17年ミリッサは4着(3着とはハナ差)と善戦している。今年はシゲルピンクダイヤメイショウショウブが出走を予定しているが、上位人気と目される前者は先述したミリッサと母の父がサドラーズウェルズ系という共通点があり、桜花賞・チューリップ賞と上がり最速をマークしている阪神競馬場で巻き返しなるか注目したい。

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