3日、JRAは05年英チャンピオンS(英G1)の優勝馬デヴィッドジュニア David Junior(牡4、英・B.ミーハン厩舎)を種牡馬として購入することを発表した。
デヴィッドジュニアは、父Pleasant Tap、母Paradise River(その父Irish River)という血統の米国産馬。伯父に94年アーリントンミリオンなど米G1・4勝を挙げ、種牡馬として日本に輸入されたパラダイスクリーク(父Irish River)、01年マンハッタンH(米G1)を制したフォービドゥンアップル Forbidden Apple(父Pleasant Colony)がいる。04年9月にデビューし、2戦目で初勝利。05年セレクトS(英G3)で重賞初制覇を飾ると、続く英チャンピオンS(英G1)でG1初制覇を果たし、さらに今年初戦のドバイデューティフリー(首G1)も快勝した。1番人気に支持されたプリンスオブウェールズS(英G1)では4着に敗れたものの、前走のエクリプスS(英G1)で3つめのG1タイトルを奪取していた。通算成績12戦7勝(G1・3勝)。
今後は、現オーナーのロールドベイルリミテッド氏所有のまま、11月のBCクラシックを目指し、その結果次第でジャパンCへの参戦も考えられている。引退後は所有権がJRAに移り、その後、日本軽種馬協会に寄贈されることになっている。