鼻出血を発症したアヴィリアスの動向に注目が集まっている(撮影:Bradley Photos・TIS)
26日(土曜日)にメルボルン近郊のムーニーヴァレイ競馬場で行われるG1コックスプレート(芝2040m)で、日本から参戦するリスグラシュー(牝5)に次ぐ前売り2番人気に推されているアヴィリアス(セン5)が、19日にムーニーヴァレイで行われた追い切り後に鼻出血を発症。コックスプレート出走が危ぶまれる事態となっている。
鼻出血を起こした馬がレースに出走するには、裁決委員の立ち会いのもとで1000m以上の追い切りを行ない、再発しないことが確認されなければならないというのがヴィクトリア州のルールで、同馬を管理するジェームス・カミングス調教師は、22日(火曜日)にフレミントン競馬場でこれを行いたい旨を表明している。
ゴドルフィンが所有するアヴィリアスは、フランスで競走馬としてデビューした後、18/19年シーズンから豪州に在籍。シーズン後半にローズヒル競馬場で、G1ランヴェットS(芝2000m)、G1タンクレッドS(芝2400m)を連勝。19/20年シーズン3戦目となったランドウィックのG1ジョージメインS(芝1600m)を制し3度目のG1制覇を果たした後、10月12日のG1コーフィールドS(芝2000m)では4着となっていた。
(文:合田直弘)