14日、京都競馬場で行われたデイリー杯2歳S(2歳、GII・芝1600m)は、武豊騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝130円)
オースミダイドウ(牡2、栗東・中尾正厩舎)が、中団待機から直線は馬群を割って差し切り。1/2馬身差の2着に内を突いた2番人気
ローレルゲレイロ、さらにアタマ差の3着には5番人気
マルカハンニバルが入った。勝ちタイムは1分34秒3(良)。
レースは、これまでの2戦を逃げて勝っていた
オースミダイドウが、今回は抑える競馬。道中は口を割る場面もあり、進路が狭まるなど厳しい競馬となったが、前が開いて追い出されると鋭く伸びて差し切り勝ちを収めた。
勝った
オースミダイドウは、父スペシャルウィーク、母は97年フェアリーS(GIII)2着の
ストームティグレス(その父Storm Cat)という血統。04年セレクトセール当歳にて3100万円で落札されていた。5馬身差で圧勝した6月の新馬戦(京都、芝1200m)、前走の野路菊S(OP・芝1800m)に続き無敗での重賞制覇となった。通算成績3戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の武豊騎手は
アドマイヤキッスで勝ったローズS(GII)に続くJRA重賞勝ちで、今年15勝目。通算では232勝目。管理する中尾正調教師は
オースミコスモで勝った04年福島牝馬S(GIII)以来約2年半ぶりの重賞勝ちで、通算24勝目となった。