米国競馬の最高峰ブ
リーダーズCクラシックで日本調教馬初制覇を決め、ダート世界一に輝いた
フォーエバーヤング(牡4歳、栗東・矢作)が来年も現役を続行することが分かった。歴史的勝利から一夜明けた3日、矢作師が取材に応じた様子をデイリーレーシングフォームやブラッドホースなどの現地
メディア電子版が報じた。
 報道によると矢作師は「少し休ませて、そのままサウジカップに臨みます」と、連覇が懸かるサウジC(来年2月14日・キングアブドゥルアジーズ、ダート1800メートル)への直行を明言。世界最高の1着賞金1000万ドル(約15億円)を誇る同レースは来年、イスラム教のラマダンと重なるため、例年より1週早く開催されることが決まっている。
 その後は今年3着に終わったドバイワールドC(同3月28日・UAEメイダン、ダート2000メートル)への転戦を予定しており、「サウジとドバイまでの予定しかありません」とコメントしている。
 さらに矢作師は「その後も調子が良ければレースに出走します」とも話しており、デイリーレーシングフォームは「10月31日にキーンランドで行われるブ
リーダーズカップクラシックのために米国に戻ってくる可能性は否定しなかった」と、連覇を目指して秋に再渡米する可能性を報じた。
 また、各
メディアは陣営がメキシコ料理店で、ドジャースが優勝した
ワールドシリーズの最終戦を観戦したことや「もちろんドジャースが優勝したことはうれしいが、その一方ですべてのニュースを独占し、私たちの功績を奪ったようなものなので悲しい」という矢作師のコメントも紹介している。