世界的種牡馬インディアンリッジが死亡

2006年10月18日 12:00

 17日、愛・ナショナルスタッドにて繋養されていた種牡馬インディアンリッジ Indian Ridgeが、心臓発作のため死亡したことがわかった。21歳だった。

 同馬は父Ahonoora、母Hillbrow(その父Swing Easy)という血統の愛国産馬。現役時代はG1勝ちが無く、キングススタンドS(英G2・芝5f)など11戦5勝(重賞3勝)という平凡な成績だったが、種牡馬入り後は世界各国で一流馬を輩出。数少ないKlairon系(他にドクターデヴィアスやダイタクヘリオスなど)として、貴重な存在でもあった。

 中でも、92年生まれのリッジウッドパール Ridgewood Pearlは、BCマイル(米G1)、ムーランドロンシャン賞(仏G1)、愛1000ギニー(愛G1)などG1を4勝。ドームドライバー Domedriverも02年のBCマイルを勝つなど、2頭のBCマイル勝ち馬を出した。その他の活躍馬には、Indian Haven(愛2000ギニー−愛G1)、Namid(アベイユドロンシャン賞-仏G1)、Compton Place(ジュライC-英G1)、Indian Ink(チェヴァリーパークS-英G1)、Definite Article(ナショナルS-愛G1)、Relaxed Gesture(カナディアン国際S-加G1)など。日本では、重賞勝ち馬は出していないが、99年阪急杯(GIII)3着のサウンドワールドなどが活躍している。

 後継種牡馬には前述のNamid、Compton Place、Definite Articleなど。Definite Articleからはすでに愛セントレジャー(愛G1・芝14f)4連覇のVinnie Roeという活躍馬が出ており、隔世遺伝によりステイヤーも出せるという可能性も示している。

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