17日に京都競馬場で行われるマイルチャンピオンシップ(3歳上・GI・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる9回の馬券絡みがディープインパクト。次点で3回のフジキセキが続き、2回がハービンジャー、キングカメハメハ、Sahm、ネオユニヴァースとなっている。
ディープインパクト産駒は「3-2-4-32」。16年ミッキーアイル、14年ダノンシャーク、13年トーセンラーと3頭の勝ち馬を輩出するほか、12年から7年連続で1頭以上が馬券に絡む活躍を見せている。今年もアルアイン、ダノンキングリー、ダノンプレミアム、プリモシーン、レッドオルガの5頭が出走を予定しており、上位人気と目される馬も多い。
ステイゴールド産駒は「0-0-0-5」。同産駒からは今年の安田記念を制したインディチャンプが出走予定。過去に出走した5頭は、いずれも9人気以下の人気薄でもあり、改めて真価を問われることになりそうだ。なお、16年には叔父のネオリアリズムが3着に好走している。
ロードカナロア産駒は「1-0-0-0」。昨年、ステルヴィオが産駒として初出走・初制覇を3歳馬ながらに達成している。今年は前走スワンSで重賞初制覇の勢いに乗るダイアトニックがスタンバイ。いずれも1400mとはいえ、京都の芝コースでは5戦5勝の京都巧者。その躍進ぶりは注目に値するだろう。
ハービンジャー産駒は「1-1-0-1」。同産駒からはペルシアンナイトが3度目の出走となるが、18年2着、17年1着、と2年連続で好走を果たしており、京都の芝コースでは「1-1-1-0」と未だ底を見せていない。また、10年3着のゴールスキーは叔父にあたり、マイルチャンピオンシップと好相性の牝系と言えそうだ。