凱旋門賞3連覇はならずも、年内G1・3勝のエネイブル(撮影:高橋正和)
ヨーロッパにおける年度代表表彰であるカルティエ賞が発表され、年度代表馬にはエネイブル(牝5、英・J.ゴスデン厩舎)が輝いた。同馬は2017年に続く2度目の受賞で、ジョン・ゴスデン師は昨年のロアリングライオンと併せて3年連続の管理馬の受賞となった。
エネイブルは父Nathaniel、母Concentric、その父Sadler's Wellsという血統。3連覇を狙った凱旋門賞(G1)では2着となったが、エクリプスS、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、ヨークシャーオークスと3つのG1を勝利し、今年は4戦3勝だった。年度代表馬の複数年受賞は2004・06年のウィジャボード、2011・12年のフランケルに続く史上3頭目。
【2019年カルティエ賞】
■年度代表馬:エネイブル
■最優秀古馬:エネイブル
■最優秀ステイヤー:ストラディヴァリウス(牡5、英・J.ゴスデン厩舎、2年連続の受賞)
■最優秀スプリンター:ブルーポイント(牡5、英・C.アップルビー厩舎)
■最優秀2歳牡馬:ピナトゥボ(英・C.アップルビー厩舎)
■最優秀2歳牝馬:クアドリラテラル(英・R.チャールトン厩舎)
■最優秀3歳牡馬:トゥーダーンホット(英・J.ゴスデン厩舎、昨年は最優秀2歳牡馬を受賞)
■最優秀3歳牝馬:スターキャッチャー(英・J.ゴスデン厩舎)
■功労賞:パット・スマレン騎手(アイルランドで9度のリーディング、今年がんの治療のため引退を発表)