1番人気になりそうなルーツドールだが、果たして結果は…?(撮影:下野雄規)
金杯週も終わり、今週は3日間開催となる中央競馬。日曜に行われるシンザン記念は、過去にジェンティルドンナやアーモンドアイが勝利するなど名牝を輩出してきたレースです。今年はルーツドール(昨年の天皇賞・春勝ち馬フィエールマンの妹)や、サンクテュエール(前走GIIIアルテミスS2着)といった牝馬が上位人気に支持されそうです。
牝馬の取捨に悩むところ…そんなときには、過去のデータから敗戦した条件を抽出して好走馬を導き出す「ケシウマ」のパーフェクト消去法に注目です。シンザン記念では5つの切り口から出走馬をジャッジ。そのうち2つの条件を公開します。
【条件1】
前走2.0秒以上で負け[0-0-0-7]
該当馬:ヒシタイザン、ヴァルナ
2歳〜3歳春クラシック戦線までは完成度の高さが求められる。2秒以上負けた馬が、次走でいきなり巻き返すパターンは古馬でもあまり見かけないレアケース。若駒ではなおさらのことだろう。
【条件2】
460kg以下の牝馬[0-0-0-17] 複勝率0%
該当馬:サンクテュエール
「夏は牝馬」という格言があるが、逆もまた然り。冬の芝は夏と違って回復しづらいため、秋に使い込んで荒れた芝がそのままになり、どうしてもタフな馬場になることが多い。そんな馬場を好走するにはパワーが必要なので、体重が軽く切れ味で勝負する小柄な牝馬にとっては不利な条件となる。
(過去の主な該当馬:11年ドナウブルー1人気5着、16年ラルク4人気13着)
なんと、条件2でサンクテュエールが該当。今回と同じマイル重賞を好走してきたディープインパクト産駒なだけに期待したいところですが、馬体重に懸念点があるようです。前走時点の馬体重でチェックしており、同馬の前走馬体重は454kg(前々走比+12kg)と今回の馬体増次第ではクリアできる数字。成長著しい3歳馬だけに当日の馬体重に注目したいところです。
この他、「ケシウマ」ではシンザン記念のパーフェクト消去法を公開中です。人気を集めそうなルーツドールは買いか? 消しか? 消去法により残った馬を以下よりぜひご覧ください。