2日、川崎競馬場で行われたロジータ記念(3歳牝、南関東G2・ダート2100m、1着賞金1500万円)は、中団からレースを進めた繁田健一騎手騎乗の8番人気(単勝54.6倍){horse=2003104000:マキノチーフ}(牝3、浦和・稲葉道行厩舎)が、後方から直線口を割りながらも外から伸びた圧倒的1番人気(単勝1.5倍)のチャームアスリープを3/4馬身抑え優勝した。さらに1馬身差の3着に2番人気グリーンベイが入った。勝ちタイムは2分19秒4(良)。3連単は129,990円の波乱となった。

　勝ったマキノチーフは父チーフベアハート、母アトリビューション(その父Time for a Change)という血統。従姉にニシノフラワー(92年桜花賞-GI、92年スプリンターズS-GI)がおり、2着に破ったチャームアスリープは従姉の娘という関係。1月にはニューイヤーC(浦和)3着など重賞で好走歴はあったが、近走は冴えず、前走の戸塚記念(南関東G3)はビービートルネードから3.1秒差の7着と大敗していた。今回の勝利が重賞初勝利。通算成績12戦4勝。

　16回を数えるこのレースで、浦和所属の馬が勝ったのは90年の第1回・ヒカリカツオーヒが勝って以来16年ぶりの快挙となった。