米の名種牡馬エーピーインディが死亡、31歳(ユーザー提供:tomoさん)
1992年のブリーダーズカップクラシック(米G1)覇者で、種牡馬としても大活躍したエーピーインディが現地時間21日、けい養先のレーンズエンドファームで死亡したことがわかった。31歳だった。米競馬メディア『BLOOD HORSE』などが報じている。
エーピーインディは父Seattle Slew、母Weekend Surprise、その父Secretariat。半兄にSummer Squall(プリークネスSなどG1・2勝、産駒にカリズマティックなど)がいる血統。1990年のキーンランドセールに上場され、日本人の鶴巻智徳氏に290万ドル(当時の約4億3500万円)で落札された。
現役時代はアメリカのN.ドライスデール厩舎に所属。デビュー戦こそ4着に敗れたものの、初勝利をあげた2戦目から、ハリウッドフューチュリティ(米G1)、サンタアニタダービー(米G1)、ベルモントS(米G1)を含む7連勝をあげる。その後は2連敗を喫したが、現役最終戦となったブリーダーズカップクラシックを制し、1992年のエクリプス賞年度代表馬、最優秀3歳牡馬に選ばれた。
3歳で現役を引退し、アメリカのレーンズエンドファームで種牡馬入り。Mineshaft・Bernardini・Rags to Richesなど多数の活躍馬、Pulpit・Malibu Moonなどの後継種牡馬を送り出したほか、日本でもシンボリインディ・アラタマインディ・サヤカ・ヒシナイルといった活躍馬を輩出した。