【フィリーズレビュー】短距離志向の馬も多く参戦する桜花賞トライアル/JRAレース展望

2020年03月11日 06:00

ヤマカツマーメイドの3走ぶりの勝ち星を期待したい

 牝馬限定戦としては数少ないGIIで、1着賞金は5200万円。短距離志向が強い馬にとっては、桜花賞よりもここが最大目標になるケースもある。そうしたスプリンターに加え、もちろん桜花賞の優先出走権獲得に意欲を燃やす馬も多数参戦し、毎年フルゲートの混戦になる。

1.前傾ラップ

 フィリーズレビューは1200m〜1400mを経験してきた馬が多数参戦するため、基本的に前半からペースが流れる。過去10年中9年で前傾ラップとなっており、平均前半3ハロンタイムが34秒5なのに対し、平均後半3ハロンタイムは35秒7。

2.距離短縮組が優勢

 過去10年、前走で1600mを走っていた馬は[7-6-5-54]で複勝率25.0%。複勝回収率は145%に上る。対して、前走1400mだった馬は[4-3-5-54]で複勝率18.2%、前走1200mだった馬は[0-0-0-29]。

3.大型馬に注目

 昨年12番人気で1着(同着)となったノーワンは、出走メンバーで最も重い480kgだった。他にも、17年の勝ち馬カラクレナイは478kg、14年の勝ち馬ベルカントは470kg、13年の勝ち馬メイショウマンボは470kg、11年の勝ち馬フレンチカクタスは498kgと、3歳牝馬としては馬格に恵まれた馬が活躍しやすい。


 ヤマカツマーメイドは前走の阪神JFでハイペースの中強敵相手に5着と善戦しており、前半からペースが流れることに関しての不安は少ない。また、直線で1頭になるとフワッとする面があるので、ばらけやすい外回りコースからタイトな内回りコースに替わるのは恐らくプラスだろう。3走ぶりの勝ち星を期待したい。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。