05年のジャパンCで2着に入ったハーツクライ(写真右、撮影:下野雄規)
欧州からG1・3勝の
カランダガンを迎え、国内からは天皇賞(秋)覇者の
マスカレードボールを筆頭に、3世代のダービー馬が出走する今年のジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)。好メンバーが揃った一戦をひと味違った視点から紐解いてみたい。今年は4月13日から10月13日まで、大阪・関西万博が開催された。そこで、「日本で万博が行われた年の
ジャパンC」に着目して、何か共通点が存在しないか探ってみた。
そもそも国際博覧会(通称:万博)とはなにか。EXPO2025大阪・関西万博公式webサイトの記述によれば、「世界中からたくさんの人やモノが集まるイベントで、地球規模のさまざまな課題に取り組むために、世界各地から英知が集まる場」とのこと。開催ごとにさまざまなテーマが設定され、日本では70年大阪、75年沖縄、85年茨城、90年大阪、05年愛知、25年大阪の計6回実施されている。
ジャパンCは81年創設なので、国内の万博開催年と被るのは85年、90年、05年の計3回。結果を見ると、いずれの年も「8枠」の馬が連対していた。85年には8枠15番のシンボリルドルフが1着、90年には8枠15番のオードが2着、05年には8枠16番のハーツクライが2着。単なる偶然にしかすぎないのだが、覚えておくと的中に近づくかも。
一方で、近年の
ジャパンCは極端な内枠有利でもある。過去10年のうち、9頭の勝ち馬は1〜3枠から出ていた。オカルトデータはそんな傾向さえも覆すのか。予想に行き詰ったときに、ひとつ参考にしてみては。