昨秋の短距離王タワーオブロンドンに期待する(撮影:下野雄規)
1996年に芝1200mのGI競走として生まれ変わり、2000年からは現行の時期に行われている春の最強ス
プリンター決定戦。ただし、2012年に舞台となる中京競馬場のコースが大幅に
リニューアルされており、それまでの「平坦」「小回り」の競馬場から大きく性格を変えている。
強力な逃げ、先行馬が顔を揃え、ス
プリント戦らしい先行争いになりそうな1戦。昨秋のスプリンターズSで目の覚めるような末脚を発揮した◎
タワーオブロンドンを狙う。前走のオーシャンSは離された3着だったが、58キロを背負ったうえに休み明けで反応が鈍かった。中京競馬場の長い直線を味方にしてくれそうだ。
同じく末脚鋭い○
ダイアトニックが強敵になりそう。前走の阪急杯は早めに好位をキープして、最後の直線で先行馬を割って出たところを強襲されたが、内容的には十分合格点が与えらえるものだった。母系をたどれば名牝
コスマーにさかのぼる名血で、近親にアイビスサマーダッシュ2着
カッパツハッチがいる血統で
スピード能力は高い。
勝てばあっさりかもしれない▲
グランアレグリアもス
プリント重賞初参戦。昨年12月以来の実戦となるが、桜花賞も年明け初戦で快勝している。前走の阪神Cでは阪急杯2着
フィアーノロマーノを楽に突き放しており、その比較からここでも十分勝負になりそうだ。亡きディープインパクトに、初となる高松宮記念のタイトルを届けたい。
オーシャンSを勝って勢いに乗る△
ダノンスマッシュ、末脚鋭い△
ステルヴィオ、△
アウィルアウェイ。最後に左回りに活路を見出したい△
グルーヴィットの名前を挙げておく。