【アンタレスS予想】1戦毎に力をつけているロードゴラッソに期待/JRAレース展望

2020年04月19日 06:03

1戦毎に力をつけているロードゴラッソ(撮影:高橋正和)

 5月に行われる平安Sとともに帝王賞へと向かう重要なステップレースで別定戦だけに強い馬が有利なレースだ。3月に行われるマーチSがハンデ戦で行われるため、同時期に行われる名古屋大賞典組が5年連続で、このレースの連対を果たしている。

 ◎ロードゴラッソは、その名古屋大賞典の優勝馬。先行馬を見るような位置でレースを進め、最後は外から力でねじ伏せた。阪神コースとは相性が良く、芝コース含め3戦3勝。昨年秋のシリウスSでは離れた5番手追走から勝負どころで一気に進出し、そのまま最後まで頑張りとおした。母は米国産の不出走馬で、祖母は米G3優勝馬。半姉レディルージュは重賞2着2回3着1回、同じく半姉リラコサージュは秋華賞3着。本馬は成長力のあるハーツクライ産駒の5歳馬。1戦毎に力をつけている印象で、まだ強くなりそうだ。

 ダート転向後2戦2着2回の○クリンチャーも差はない。京都記念に勝ち、菊花賞2着、天皇賞・春3着という実績の持ち主だが、キョウエイギア(ジャパンダートダービー)やサウンドスカイ(全日本2歳優駿)を出したディープスカイ産駒らしくダートでも重賞級の力を発揮できている。前走のマーチSはトップハンデを背負ってわすかに競り負けたものの3着以下には2馬身半の差をつけた。今回も上位争いは必至だろう。

 同様にダート転向後、5戦3勝で現在3連勝中と底を見せていないのが▲ベストタッチダウン。前走は、早めに絡まれる苦しい展開となったが、早々に競り落とし、そのまま先頭でゴールを駆け抜けた。デビューしたころは430キロ台だった馬体が、今では500キロ近くまで増えてパワーアップ。前走、前々走は重馬場、不良馬場だったが、パワーアップした今なら良馬場の方が良いのではとさえ、思える。ダート路線に新風を吹き込ませることができるか、レースに注目だ。

 2連覇を狙う△アナザートゥルース、重賞2着3回の△アングライフェンと追い込み鋭い△ウェスタールンドにも注意したい。

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