24日、東京競馬場で行われた第81回オークス(3歳・牝・GI・芝2400m・1着賞金1億1000万円)は、後方でレースを進めた松山弘平騎手騎乗の1番人気デアリングタクト(牝3、栗東・杉山晴紀厩舎)が、直線半ばで進路を見つけてから鋭く伸び、最内を突いて抜け出しを図っていた7番人気ウインマリリン(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)をゴール前で捕らえ、これに1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分24秒4(良)。
さらにクビ差の3着に13番人気ウインマイティー(牝3、栗東・五十嵐忠男厩舎)が入った。なお、2番人気デゼル(牝3、栗東・友道康夫厩舎)は11着、3番人気クラヴァシュドール(牝3、栗東・中内田充正厩舎)は15着に終わった。
勝ったデアリングタクトは、父エピファネイア、母デアリングバード、その父キングカメハメハという血統。新馬、エルフィンS、桜花賞に続くデビュー4連勝で、牝馬クラシック2冠を達成した。無敗での2冠達成は1957年のミスオンワード以来63年ぶりで、史上2頭目。
【松山弘平騎手のコメント】
何とか期待に応えることが出来てほっとしています。スタートが良かったので中団くらいのポジションを取れそうだなと思ったのですが、内目の争いが激しく、また1〜2コーナーで2回ほど狭くなるところがあったので、一つ下げて脚を溜めることに専念しました。
(デアリングタクトは)すごい脚を使える馬なので、(直線では)空いたところを行こうと思っていました。外に出そうとも思ってはいたのですが、狭くなったので切り返して真ん中の方を狙いました。本当に馬の力が強く、一瞬でしたがしっかり伸びてくれて、強い競馬をしてくれたなと、馬に助けてもらったなと思います。
僕自身(GIでは)初めての1番人気で、皆さん期待されてたと思いますし、何とかその期待に応えたいという思いでここまで来ました。プレッシャーもあったのですが、なんとか勝つことができて良かったです。また、乗せていただいた関係者の皆様やしっかり仕上げてくださった厩舎の方々に感謝したいですし、頑張ってくれた馬にありがとうと言いたいです。
<オークスダイジェスト>
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