コントレイルの父ディープインパクトは2005年の無傷三冠馬(撮影:下野雄規)
31日、東京競馬場で行われた第87回日本ダービー(3歳・牡牝・GI・芝2400m・1着賞金2億円)は、好位の内で脚を溜めていった福永祐一騎手騎乗の1番人気コントレイル(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)が、直線で馬場の真ん中から突き抜け、中団から大外に出されて伸びた2番人気サリオス(牡3、美浦・堀宣行厩舎)に3馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分24秒1(良)。
【豆知識】
◆コントレイルは父のディープインパクト以来、15年ぶり7頭目の無傷二冠達成。その他の達成馬はトキノミノル、コダマ、シンボリルドルフ、トウカイテイオー、ミホノブルボン。
◆コントレイルの単勝1.4倍は、1.1倍ディープインパクト、1.2倍ナリタブライアン、1.3倍シンボリルドルフに次いで、1984年以降の日本ダービーで史上4位の低オッズ。
◆ディープインパクト産駒は日本ダービー3連覇。ディープブリランテ、キズナ、マカヒキ、ワグネリアン、ロジャーバローズに次ぐ、10世代で6勝目。
◆ディープインパクト産駒のGI・3勝以上馬はジェンティルドンナ(7勝)、フィエールマン(3勝)に次いで3頭目。
◆2着馬に3馬身差以上をつけての日本ダービー制覇は、2009年のロジユニヴァース(4馬身差)以来11年ぶり。
◆皐月賞1・2着馬が日本ダービーでも1・2着となったのは、1983年のミスターシービー・メジロモンスニー以来37年ぶり。1・2着入れ替わっての決着を含めても、1995年のタヤスツヨシ・ジェニュイン以来25年ぶり。
◆牡馬・牝馬とも春のクラシック二冠馬が誕生したのは2003年のネオユニヴァース・スティルインラブ以来17年ぶり。牡牝とも無傷クラシック二冠は史上初。