【鳴尾記念 血統データ分析】昨年はルーラーシップ産駒が勝利、キングカメハメハ系種牡馬に注目

2020年06月04日 18:10

鳴尾記念 種牡馬データ

 6日に阪神競馬場で行われる鳴尾記念(3歳上・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、施行条件が変更された2012年以降をデータの集計対象とした。

 過去8年で最多となる5回の馬券絡みがディープインパクト。4回でステイゴールドが続き、2回がキングカメハメハ、ブラックタイドとなっている。

 ディープインパクト産駒は「1-2-2-11」。16年にサトノノブレスが当時のコースレコードとなる優秀なタイムで勝利しているが、昨年もギベオン(2人気・4着)が馬券圏外に敗れていたように上位人気馬の取りこぼしも少なくない。今年はサトノルークスラヴズオンリーユーの2頭が出走予定。

 キングカメハメハ産駒は「2-0-0-3」。15年ラブリーデイ、12年トゥザグローリーと2頭の勝ち馬を出しており、施行条件が変更されてから複数回勝利経験のある唯一の種牡馬だ。また、勝つか負けるかハッキリした成績になっていることも興味深い。今年はエアウィンザーレッドジェニアルの2頭が出走予定。

 ステイゴールド産駒は「1-1-2-2」。昨年もステイフーリッシュ(4人気・3着)が好走し、同産駒は3年連続で馬券に絡む活躍を見せている。また、12年ナカヤマナイト(4人気・4着)も3着とはハナ差なので、レース相性の観点からは申し分ない成績といえるだろう。今年はトリコロールブルーパフォーマプロミスの2頭が出走予定。

 ルーラーシップ産駒は「1-0-0-0」。昨年、メールドグラースが産駒としても初出走&初勝利を飾っており、キングカメハメハの産駒が結果を残していることからも引き続き注目しておきたい種牡馬だ。同産駒からはドミナートゥスが出走予定。

 初出走となるロードカナロア産駒のレッドガランもキングカメハメハの孫世代。前走新潟大賞典では1人気に支持されていたほどで、4勝を挙げる阪神で巻き返しなるだろうか(同産駒のコース成績は「2-4-2-17」勝率8.0%・複勝率32.0%)。

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