【門別競馬情報】 ダービー快勝、次は二冠に挑むアベニンドリーム。今夜メインは少頭数、人気サイドの決着!?「登別地獄谷特別」/地方競馬情報

2020年06月23日 12:30

レースに参戦する12歳馬のセンノデバギヤ(撮影:高橋正和)

 先週18日(木)に行われた「第48回北海優駿(ダービー)H1」は、一冠目北斗盃H2に続いて1番人気に推されたアベニンドリーム(牡3・角川秀樹厩舎、桑村真明騎手56kg、父オンファイア)が、内で逃げ粘るシンボを力強く差し切って勝利。圧倒的1番人気に推されながら7頭立て6着とまさかの敗戦に終わった北斗盃H2のリベンジを、しっかりと果たしてみせた。

 極端なスローペースでも馬込みで折り合い、ただ一頭、そこから息の長い末脚で押し上げていき、楽逃げのシンボを余裕十分に捕まえ、交わしたパフォーマンスは「同世代の中では潜在能力が頭抜けていた」と結論づけても多くのファンの皆さんに納得していただけるのではないかと思う。

 古馬初挑戦だった前走A3下特別を先手から5馬身ちぎった圧勝劇に続き、北海優駿(ダービー)で「一頭だけ次元が違う」と感じさせる勝利を挙げたことで、近年、毎年のように全国区レベルの3歳馬を輩出(オヤコダカスーパーステションリンゾウチャネルリンノレジェンド等々)してきたホッカイドウ競馬からまた一頭「全国での大活躍を期待させる逸材が誕生した」と評しても良さそうだ。

 角川師はレース後「最初から『三冠』を意識していたのでそこは残念だったが、あと一冠残っているので、良い状態で出走させたい」と話し、次走は7月23日(祝・木)の3歳三冠ラスト決戦「第41回王冠賞/1800m外回り、JBC協会協賛サトノクラウン賞」での“二冠”挑戦を明言。

 さらに、その内容次第で、昨年は門別リンノレジェンド(林和弘厩舎)が遠征で快勝した大井「黒潮盃SII」に挑む可能性も示唆した。昨年2歳の秋にも川崎「鎌倉記念SII」に遠征で挑み、2着と健闘した実績があるアベニンドリーム。北海道のダービー馬に輝き、今後は他地区への遠征チャレンジでも大活躍してくれることを強く願いたい。

 さて、きょう23日からスタートする「6回開催」以降は、11月5日の今季最終日まですべて「週3日開催」で進んでいくことになる門別グランシャリオナイター。

 その初日のメイン(最終)11Rは「登別地獄谷特別」。1700m外回りに7頭が出走予定だ。少頭数のうえ、人気上位・下位の能力差の開きが大きいだろう組み合わせになった。

 今春笠松から転入後、4戦して5・5・3・2着と一戦ごとに上昇明らかなラステラデファルコ や、成績的には一進一退の印象も強靭な末脚はメンバー中トップクラスのサクラペルセウスらが上位人気を形成することになりそう。

「少頭数」によって秘めた能力を発揮しやすくなる低評価馬も居たりするかもしれないが、まずは人気どころがそれなりの走りを見せてくれる可能性の方が高いのではないだろうか。

 発走は20時35分です、お見逃しなく!

(文:ひだか応援隊)

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