現地時間1日、米・ベイメドウズ競馬場で行われた4R・クレーミングレース(3歳上、ダート8f)で、バタフライベル Butterfly Belle(牝4、米・M.グラット厩舎)が優勝。騎乗していたR.ベイズ騎手は通算9531勝を達成。L.ピンカイJr.騎手が持っていた米国騎手の通算最多勝記録を更新した。
ラッセル・ベイズ Russell Baze騎手は58年8月7日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州生まれの48歳で、父ジョー・ベイズは元騎手であり調教師。74年に初勝利を挙げ、05年、02年など8度の米リーディングジョッキーに輝いている。95年には4年連続年間400勝を達成し、エクリプス賞特別賞を受賞。過去14年で11回、年間400勝以上を記録し、99年には殿堂入りを果たしている。主な勝ち鞍(全て米G1)に05年キングスビショップH(Lost in the Fog)、91年サンタモニカH(Devils Orchid)などがある。今回の勝利で今年351勝目となった。
なお、日本における騎手の最多勝利記録は、地方競馬では佐々木竹見元騎手の7151勝(他にJRA2勝)、JRAでは岡部幸雄元騎手の2943勝(他に海外13勝、地方25勝)となっている。米国の歴代勝利数ベスト5は以下の通り。
【米国騎手歴代勝利数ベスト5】
R.ベイズ 9531勝
R.ピンカイJr. 9530勝
W.シューメーカー 8833勝
P.デイ 8803勝
D.ギャル 7396勝