【門別競馬情報】ダービー馬アベニンドリーム「二冠」なるか?道中の攻防次第で伏兵の台頭も「第41回 王冠賞H2」/地方競馬情報

2020年07月23日 12:30

北海優駿を制したアベニンドリームが二冠達成に挑む(撮影:田中哲実)

 きょう23日(祝・木)門別12R=発走20時40分、3歳三冠ラスト決戦「第41回 王冠賞H2/1800m外回り」が行われます。

 地方競馬全国協会(NAR)の企画シリーズ「3歳秋のチャンピオンシップ(10月4日の盛岡「ダービーグランプリM1」までの全11戦)」開幕戦でもある王冠賞H2には、一冠目「北斗盃H2」優勝の牝馬レッドカード、二冠目「北海優駿(ダービー)H1」制覇のアベニンドリームをはじめ、下級条件から連勝中の上がり馬キーンウィット、グレイトダージーら全14頭が出走。門別のチャンピオンコース「2000m外回り」で争われた北海優駿(ダービー)から距離が1ハロン詰まるということで、超スローで流れたダービーよりも道中のペースが上がる可能性も高そうで、直線では一層激しい追い比べを堪能できるのではないでしょうか。

 注目はやはり、よもやの敗戦(7頭立て6着)から立て直し、見事ダービーで雪辱を果たしたアベニンドリームでしょう。2歳秋に遠征の鎌倉記念SII(川崎1500m)、地元の北海道2歳優駿JpnIII(門別1800m外回り)で連続2着。その時点で世代トップ級の能力を見せていた逸材が、大目標としていた「三冠制覇」こそ逃してしまったものの、北海優駿(ダービー)では本来の走りを披露。角川秀樹師はレース後「二冠を目指したい」と力強く宣言、またスローの逃げで2着に踏ん張ったシンボが、次戦、JRA函館の2勝クラス「横津岳特別/芝2600m」を逃げ切って快勝したことで、北海優駿でのアベニンドリームのパフォーマンスはさらに評価が高まることとなりました。

 この後は、昨年リンノレジェンド(後にダービーグランプリM1、道営記念H1も制覇)が快勝した大井・黒潮盃SII(8月19日)に駒を進めるプランもあり、陣営としては「必勝」を期して臨む三冠最終戦・王冠賞H2。まずはやはり、ダービー馬アベニンドリームの走りに注目が集まることでしょう。

 北斗盃H2でそのアベニンドリームらを差し切って戴冠の牝馬レッドカード。距離が一気に400m延び、外回りにも替わった北海優駿(ダービー)ではパフォーマンスレベルを落としてしまいましたが、この王冠賞H2は同じ外回りでも1ハロン短くなるだけに、巻き返しの余地も出てきそう。思いのほか道中のペースが上がって展開に乱れが生じれば、再び自慢の末脚で抜け出してくるシーンがあるかも。

 北海優駿(ダービー)3着コパノリッチマンも1800mへの短縮は歓迎のクチでしょう。ダービーの最内1番から、今回は大外14番と真逆な枠順になったのが結果にどう作用するのか。そうした点にも注目してみたいところです。

 昨秋の北海道2歳優駿JpnIII発走前までは、2歳牡馬トップ級の評価だったヨハネスボーイは、その後伸び悩んでいるものの、1700m外回りのブリーダーズゴールドジュニアカップH1を快勝した素質の高さにはやはり、注目が必要でしょう。その他、下級条件から着実に力をつけてきたキーンウィットやカツゲキダイオー、テンカビト、グレイトダージーらがどのような走りを見せてくれるのかも楽しみにしたいですね。

 門別12R「第41回 王冠賞H2」、発走は20時40分です。お見逃しなく!

(文:ひだか応援隊)

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