【アイビスSD予想】条件にピタリと当てはまるライオンボス/JRAレース展望

2020年07月26日 06:03

昨年覇者ライオンボスに期待(撮影:下野雄規)

 新潟競馬場の直線1000mコースを使って行われる唯一の重賞競走。サマースプリントシリーズの第3戦にも指定されているが、特殊なコースが使用されるゆえにコース適性を重要視したいレースだ。昨年は同じ直線1000mの韋駄天Sの1,2着馬がそのままワン・ツー・フィニッシュ。これを含めて、過去10年間で5月の新潟開催おいて同距離同コースで行われたオープン特別に勝利経験がある馬は4勝。ただし、2012年、13年には該当する番組が組まれていなかったことを考えると、関係性がより浮き彫りとなる。

 過去10年間で1〜3番人気馬は7勝2着6回3着2回。また、一般に言われるように外枠が有利な傾向にあり8枠が4勝。5〜8枠で7勝2着7回3着8回と枠順も重要なポイントになりそうだ。

 上記の条件にピタリと当てはまるのが、このコースで5戦4勝2着1回で、7枠を引き当てた◎ライオンボス。敗れた1回は58キロを背負ってクビ差2着。前走の韋駄天Sは辛勝だったとはいえトップハンデの57.5キロを背負った上に、ハナを譲る展開。それでも最後は力強く伸びてきた。別定重量で57キロなら中心は動かない。

 相手に取り上げたいのは○ゴールドクイーンだ。芝の重賞「葵S」に勝ち、JBCレディスクラシック2着。芝ダートを問わないスピードが持ち味だ。ライオンボスもそうだが、直線1000m競馬ではダート競馬を得意としている馬が活躍する傾向があるにも心強いデータだ。

 ▲モンペルデュはダートの短距離でレコード2回のスピード馬。昨年のJBCレディスクラシックでの落馬、競走中止から不運が続いているが、2月の大和Sは勝ち馬にぴったりとマークされる厳しい展開だったのも事実。テンのスピードは、このメンバーに入っても上位のはずでハナを切って気分よく走ることができれば、変わり身の余地はありそうだ。

 韋駄天S2着△ジョーカナチャンは直線コースで4戦2勝2着1回。前走は4キロの斤量差があったとはいえ、ライオンボスのハナを叩いて最後まで苦しめた。今回は3キロ差と縮まったが、連下には抑えておきたい。△ダイメイプリンセスは一昨年の優勝馬。昨年は北九州記念に勝ち、前走の韋駄天Sは3着。7歳にはなったが、夏場に調子を上げてくるタイプのようだ。昨年秋のルミエールオータムダッシュでライオンボスに土をつけた△レジーナフォルテは過去3年すべてこのレースで掲示板を確保してきた。豊富なキャリアにも期待したい。

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