9日、阪神競馬場で行われたエリカ賞(2歳500万下、芝2000m)は、佐藤哲三騎手騎乗の4番人気ダノンジュンコウ(牡2、栗東・佐々木晶三厩舎)が中団追走から、先に抜け出した2番人気ヴァルプリスを鋭い末脚で交わし、3/4馬身差をつけ差し切った。勝ちタイムは2分02秒2(良)。さらに3/4馬身差の3着に外から伸びた1番人気ブラックオリーブが入った。
勝ったダノンジュンコウは、父アグネスタキオン、母レースカム(その父Mr.Prospector)という血統。半兄にJRA現6勝のバアゼルキング(牡7、美浦・古賀慎明厩舎、父ブライアンズタイム)、伯父にスキャン(ペガサスH-米G1)がいる。04年セレクトセールにて6100万円で落札されていた。7月29日の新馬戦(小倉・芝1800m)はシゲルシュクランからアタマ差の2着に惜敗したが、前走(8月26日)の未勝利(新潟・芝1800m)ではシルクプログレスに1.3/4馬身差をつけ初勝利を挙げており、今回はそれ以来約3か月半ぶりの出走だった。通算成績3戦2勝。
アグネスタキオン産駒はルミナスハーバー、マイネルソリストに続き3頭目の現2歳オープン入り。今年の阪神2歳芝2000m戦は、3日新馬戦のニュービギニングに続き、アグネスタキオン産駒が2戦2勝となっている。ちなみに2着ヴァルプリスもアグネスタキオン産駒。