【黒潮盃予想】ブラヴールはじめ多士済々のメンバーが集結!!/NARレース展望

2020年08月19日 11:00

JDDで地方馬として唯一掲示板にのったブラヴールに期待だ(撮影:高橋正和)

 黒潮盃は1967年に南関東の4歳馬(馬齢旧表記)のレースとして創設され、2004年から地方競馬全国交流競走になった。第54回を迎える今年は、父母とも南関東の活躍馬同士の夢の配合と注目を集めて春のクラシック戦線でも活躍したブラヴールをはじめ、他地区からは北海優駿(ダービー)を制したホッカイドウ競馬のアベニンドリームも参戦。計16頭の精鋭たちが顔を揃えた。

 ◎はブラヴール。

 東京ダービー除外明けのジャパンダートダービーでは、レベル高いメンバーの中で4着に入り、地方馬として唯一掲示板にのって地力の高さを示した。一頓挫あった影響は少なからずあったと思われる前走からの上積みも期待できるし、ここなら58キロでも勝ち負けになる。

 〇にアベニンドリーム。

 昨年10月に川崎の重賞・鎌倉記念に出走して、既に南関東への遠征も経験済み。この時はインペリシャブルにクビ差の2着と、南関東でも戦えることを証明した。北海優駿(ダービー)では、JRAに遠征して芝のレースで好成績のシンボを破っており、こちらも能力は高い。好位で競馬をしたいこの馬にとっては、願ってもない1番枠。このレース得意の的場文男騎手を配して、上位を狙う。

 ▲にファルコンウィング。

 前々走の東京ダービーは10着だったが、今回と同じ1800mの羽田盃では逃げて3着と踏ん張っている。前走の千葉日報賞では古馬相手に優勝しており、ここに来て成長を見せている。外目の枠がどうかだが、うまく逃げられれば面白い存在。

 △は3頭。王冠賞でアベニンドリームを下したホッカイドウ競馬のコパノリッチマン、ペースが速くなる可能性が高く末脚が生きそうなブリッグオドーン、JRAから移籍初戦の京浜盃でブラヴールの2着後は羽田盃(7着)、東京ダービー(6着)と今ひとつの成績が続いているコバルトウィングの巻き返しにも期待したい。

 春のクラシック戦線で活躍した馬、他地区のクラシック戦線で良績を残してきた馬、ここに来て成長著しい馬たちが真夏の夜に熱い戦いを繰り広げる黒潮盃は、8月19日(水)、20時10分発走。

(文:佐々木祥恵)

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