地方馬同士の対戦なら巻き返し必至のストライクイーグル(撮影:高橋正和)
今年で57回を数える伝統の長距離重賞。昨年の覇者ストライクイーグル、トライアル圧勝のホーリーブレイズら南関東のスタミナ自慢が顔を揃えている。主な出走馬は以下の通り。
■9/9(水) 東京記念(3歳上・SI・大井ダ2400m)
ストライクイーグル(牡7、大井・藤田輝信厩舎)は昨年の本レース覇者で、以降もブリリアントC、大井記念で重賞勝ちを飾っている。前走の帝王賞はJRAの強敵相手に8着に敗れたが、先行力を発揮して見どころはあった。地方馬同士となるここで巻き返しを期待したい。
ホーリーブレイズ(牡6、大井・福永敏厩舎)は地方転入初戦となった前走のトライアルを2.6秒差の大差で圧勝。地方の馬場や初の2400mが合っていたのか、新天地で見事な変わり身を見せた。勝ち時計のレベルも高く、連勝で重賞Vのチャンスは十分にありそうだ。
サウンドトゥルー(セ10、船橋・佐藤裕太厩舎)は2600mの金盃を19、20年で連覇。特に今年は8馬身差で圧勝しており、10歳でもまだまだやれるところを見せている。移籍後の戦績からして距離延長はプラス。3か月半ぶりの実戦となるが古豪の貫録を示すことができるか。
リンゾウチャネル(牡4、船橋・矢野義幸厩舎)は昨年北海道3歳三冠を達成。南関東に移籍してからは苦戦が続いていたが、前走の川崎2000mの中原オープンで2馬身差をつけ5走ぶりの勝利を飾っている。初の2400mを克服し、重賞6勝目なるか。
その他、トライアルで2着のトーセンブル(牡5、船橋・山中尊徳厩舎)、同3着で17年の本レース覇者であるサブノクロヒョウ(牡7、大井・阪本一栄厩舎)、18年の東京ダービー馬ハセノパイロ(牡5、大井・堀千亜樹厩舎)、川崎2000mの高津オープンを圧勝したジョースターライト(牡7、浦和・小久保智厩舎)らも上位争いの圏内。
発走は20時10分。
■調教追い切り動画