16日、阪神競馬場で行われた1R・2歳未勝利(ダート1200m)は、酒井学騎手騎乗の6番人気ニホンピロコナユキ(牝2、栗東・西園正都厩舎)が、好位追走から直線で1番人気エリモハルカを交わし、1.3/4馬身差をつけ優勝。勝ちタイムは1分14秒4(稍重)。さらにハナ差の3着には7番人気ハードリレーが入った。この勝利が新種牡馬ニホンピロニールのJRA初勝利となった。
勝ったニホンピロコナユキは、父ニホンピロニール、母ニホンピロダンス(その父ダンスオブライフ)という血統。9月30日の中京デビューから、3戦続けて勝ち馬から1秒以上離されて敗れていたが、前走の未勝利(阪神・ダート1200m)で0.4秒差の4着し変わり身を見せていた。通算成績5戦1勝。
本馬の父ニホンピロニールは、父サンデーサイレンス、母ミルカレント(その父Little Current)という血統。従兄に95年朝日杯3歳S(GI)を勝ったフジキセキなどがいる。現役時代は5連勝を含む9戦6勝という成績で引退。現2歳が初年度産駒の新種牡馬で、地方では、ココマデオイデ(牡2、兵庫・平松徳彦厩舎)などが既に勝ち上がっているが、JRAでは産駒初勝利となった。現在はHBA門別種馬場に供用されており、初年度は67頭に種付けし38頭が血統登録を行っている。