【スプリンターズS予想】 勝敗のカギを握るのは追い切り本数!? 調教捜査官が推すのはグランアレグリアとモズスーパーフレア、どっち!?/JRAレース展望

2020年10月02日 18:33

繰り上がりとはいえ、今春の高松宮記念を制したモズスーパーフレア。今回はスッキリと勝って、改めて“スプリント王”を証明したいところ

 今秋(4回)の中山開催は、例年と馬場の状態がちょっと違う。簡単な表現をしてしまえば“時計が掛かる”ということだが、それにより例年以上に“栗東坂路のパワー”が結果を出す調教となっている。とくに、外回りを使った重賞(京成杯AH、セントライト記念、オールカマー)はすべて、最終追い切りが栗東坂路の馬だった。

 過去5年のスプリンターズSで1分8秒を超えた年は2回あったが、2015年と2018年の1着馬に共通するのは追い切り本数が多い調教タイプ。時計を要する馬場、展開になれば、本数の多さがスタミナとなり、調教適性を発揮するのではないかと考える。

 1番人気が予想されるグランアレグリアだが、今回は安田記念以来の休み明け。美浦での調教は9月上旬から開始しており、追い切りの本数は10本以上を消化した。本数は多いと判断してよいし、そういった意味での調教適性は十分。ただ、パワーという意味では美浦坂路でそこまで速い時計を出せていないし、やはり栗東坂路には劣る。

 高松宮記念の優勝馬モズスーパーフレアは、栗東坂路での調教。北九州記念以来、中5週となるが、10本近い追い切り本数を消化している。レース間隔を考えれば、かなり密度の濃い追い切り内容だろう。

 人気の二択なら断然後者、というのが調教適性で予想する私の考え。そして、馬券的にはもっと妙味のある栗東坂路調教馬がいるかどうか。それを見つけてから印の打ち方、馬券の組み方を考えるつもりだ。
(文=井内利彰)

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