23日、中山競馬場で行われた中山大障害(3歳上、JGI・芝4100m)は、西谷誠騎手騎乗の2番人気マルカラスカル(牡4、栗東・瀬戸口勉厩舎)が先手をとると、直線に入って後続を突き放し、1番人気メルシーエイタイムに6馬身差をつけ逃げ切った。さらに1/2馬身差の3着に4番人気アグネスハット。勝ちタイムは4分41秒0(良)。
勝ったマルカラスカルは父グラスワンダー、母トレアンサンブル(その父トニービン)という血統。伯父にステージチャンプ(日経賞-GII)、伯母にプライムステージ(フェアリーS-GIII)がいて、祖母は毎日王冠(GII)などに勝ち、ジャパンC(GI)3着した名牝ダイナアクトレス。
04年10月にデビューし、4戦目で初勝利。昨年3月の3歳500万下(阪神・ダート1400m)、7月の加古川特別(阪神・ダート1800m)など平地でも着実に勝ち鞍を加えていったが、昨年の12月に障害入り。2戦目で2着に2.9秒差をつける圧勝で初勝利を挙げ、牛若丸ジャンプS(OP)、淀ジャンプS(OP)を連勝。この秋は平地で2戦し、前走は10日の境港特別(阪神・芝2200m)で最下位13着に敗れていた。今回が重賞初勝利。通算成績22戦7勝(うち障害5戦4勝、重賞1勝)。