1週前としては好気配のアールスター(写真奥、撮影:井内利彰)
小倉記念で重賞初制覇を成し遂げた
アールスター(栗東・杉山晴紀厩舎)。前走新潟記念は14着に敗れたものの、次走はアルゼンチン共和国杯(11月8日・東京芝2500m)を予定しており、今朝28日はその1週前追い切りを行っている。
1回目のハローが終了したCコースに長岡禎仁騎手を背に入場。
テイエムチェロキーとの併せ馬だったが、ラップが速くなったのは5F標識を過ぎたあたりから。2馬身ほど後ろから追走していたが、その行きっぷりはよく、いつでも追いつきそうな手応え。
最後の直線に向くと、早々に馬体を並べて、2頭で加速していく。頭を低くし、体を目一杯に伸ばす走りはかなり特徴的。ラスト1F標識手前ではすでに頭ひとつ出ているような感じで、そのままゴールへと入っていった。
時計は6F80.9〜5F65.7〜4F51.6〜3F37.6〜1F12.2秒。自己ベストはもっと速い数字なので、この馬にしてみれば、さほど速い時計というわけではないが、体全体を使った走りがとにかく目立つ。1週前としては、かなり良い状態に仕上がってきているのではないだろうか。