31日に東京競馬場で行われるアルテミスS(2歳・牝・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去8年で最多となる6回の馬券絡みがディープインパクト。次点で3回のステイゴールドが続き、2回がハーツクライ、ダイワメジャーとなっている。
ディープインパクト産駒は「2-3-1-9」。以前は12年バリローチェ(2人気17着)、17年トーセンブレス(1人気6着)など上位人気馬の凡走も見受けられたが、昨年はリアアメリアとサンクテュエールが1・2着となるほか、18年シェーングランツに続く2連覇を果たしている。今年はタウゼントシェーンが出走予定。
クロフネ産駒は「0-1-0-2」。出走例は13年プライマリーコード(8人気12着)、16年コーラルプリンセス(15人気8着)、18年ビーチサンバ(5人気2着)の3頭。2着好走のビーチサンバも単勝10.5倍と人気薄の部類だった。今年は上位人気と目されるソダシが出走予定。
キングカメハメハ産駒は「0-1-0-0」。唯一の出走例となる14年レッツゴードンキはハナ差2着の惜敗。その後、同馬は牝馬クラシック戦線で上位争いを繰り広げ、15年桜花賞では女王の座を射止めている。今年はククナが出走を予定しているが、同馬の母クルミナルは15年桜花賞でレッツゴードンキの2着だった。
オルフェーヴル産駒は「1-0-0-0」。17年にラッキーライラックが新馬からの連勝でタイトルを獲得。また、父系祖父ステイゴールドの産駒も14年にココロノアイが9人気で1着となるほか、12年ウインプリメーラ(7人気3着)、15年クロコスミア(6人気3着)と人気薄の活躍が目立つため、ステイゴールド系としても注目していきたい。今年はスライリーが出走予定。