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【天皇賞・秋】クロノジェネシス斉藤師「落ちつきと折り合いが鍵」/ねぇさんのトレセン密着

2020年10月31日 17:30

充実の4歳秋、女王に挑むクロノジェネシス(撮影:花岡貴子)

 先週のコントレイルに続き、今週はクロノジェネシスが運動しているところを取材できました。

 久しぶりに見たクロノジェネシスはいい感じに年を重ねている印象を受けました。たまたま取材中にすぐ近くで暴れる馬がいたのですが、クロノジェネシスは少し反応してジタバタしたくらいで、すぐに平静を取り戻していました。いい意味でいろんなことになれて、すっかり大人の女性になったな、と感じました。

「3歳の頃のような気性の危うさというのもなくなってきているので、今回も落ち着いてレースに挑めればいい結果に結びつくと思います。落ちつきと折り合いが鍵になるでしょう」と斉藤師。

 アーモンドアイとの対決については、

「胸を借りて何とか負かしにいけるチャンスがあればいきたい、と思っています。」

 秋の牝馬GIというと、2009年の秋華賞(GI)を思い出します。レッドディザイアがブエナビスタを負かした一戦。京都ですが芝2000m戦。直線でレッドディザイアと1番人気のブエナビスタの2頭が抜けだし、叩き合うシーンは実に見ごたえがありました。ブエナビスタは最終的には降着で3位でしたが、入線順ではレッドディザイアがハナ差でブエナビスタに先着。実に見事な勝利でした。

 当時、レッドディザイアを担当していたのは持ち乗り助手だった斉藤師。今年の天皇賞・秋はアーモンドアイが人気を集めますけど、女王に挑む体調のいい牝馬というシチュエーションがレッドディザイアとクロノジェネシスがダブって見えます。充実の4歳秋、一発あって不思議ないと思います。

(取材・文:花岡貴子)

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